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韓国強制併合100年、植民地支配の責任を考える


by 1910822

2010.7.24 第六回「自由共同体」ワークショップ


第六回「自由共同体」ワークショップ

会場 友堂記念館 ソウル鐘路区新教洞6−22
▣ 趣 旨 自由共同体運動に共感する韓日研究者たちの交流と連帯
▣ 期間 : 2010. 7. 24(土) 午後 2時~6時
▣ 主催 :韓国自由共同体 ▣ 後援 :朴烈記念館、国民文化研究所、友堂記念館、韓国アナキズム学会
▣ 大主題 : 強制併合、大逆事件百年と韓国アナキスト等など


『韓国日報』紙がワーク・ショップ概略を記事掲載したので、紹介します。
『韓国日報』記事掲載サイト・韓国語

【文化】韓日のアナーキスト 堂々たる彼らの行動
李會榮(イ・フェヨン)満州亡命・幸徳天皇暗殺計画100年学術大会

2010年7月26日 イ・ワング記者

 日本に国を奪われて4か月後の1910年12月、背に荷物を背負い、頭に風呂敷包みを載せた60人余りの老若男女がソウルを離れて鴨緑江に向かった。

 乙巳保護条約が締結された1905年の時点から亡国を予想し、海外での独立運動を計画した友堂・李會榮(イ・フェヨン)(1867~1932)と大韓民国初代副大統領を務めた李始榮(イ・シヨン)(1868~1953)ら6人兄弟たち一家が満州亡命に向かう行列だった。

 日韓強制併合、李會榮一家の満州亡命、日本の反天皇主義者でアナーキストの幸徳秋水(1871~1911)の天皇暗殺計画事件、この3つの100年の意味に同時に光を当てる国際学術大会が開かれた。韓国のアナーキズム研究団体である韓国自由共同体研究会の主催で24日午後、ソウルの友堂記念館で開かれた「第6次韓日自由共同体研究者共同ワークショップである。

 日本からも「金子文子研究会」の会員らアナーキズム研究者たちが参加した。
李文昌(イ・ムンチャン)国民文化研究所名誉会長は、李會榮一家の満州亡命100年の意味について、「国が亡びるや、もはやこれでおしまいだと絶望するのではなく、ロールバックのための革命基地を国境のすぐ外に建設せんとする雄大なる始まりへの意思を胸に抱いた計画」だったのだと評価した。

 李文昌会長は「友堂は、独立運動の目的は民族の解放と自由の奪還によって自由平等の福祉社会を実現することにあると考え、その手段として自由合意・自由連合の理論に基づいた組織を追求した」
とし、「官職争いや派閥争いを予想して臨時政府の活動に懐疑的だった友堂はアナーキストを第一とする独立運動組織を韓中日の抗日共同戦線へと拡大・発展させることを運動の最終目標とした」と説明した。
 亀田博氏(前・同志社大学人文研究所研究員)は幸徳秋水ら20世紀初頭の日本のアナーキストらの台頭と日本の朝鮮に対する武力介入との関連性を説明した。

 亀田氏は「これらの反戦思想は甲午農民戦争から本格化した朝鮮に対する日本の武力介入という時代背景の下で生じたとし、「安重根義士が伊藤博文を狙撃した時、幸徳秋水が安義士の行為を称賛する漢詩を残したのもそのような脈絡で理解することができると話した。天皇廃止を旗印に掲げた幸徳秋水と彼の仲間たちは当時天皇だった睦仁の暗殺をもくろみかけて、1910年いわゆる「大逆罪で逮捕され、翌年1月死刑に処された。

 勝村誠氏(立命館大教授)は日韓強制併合100年と関連した日本の学界の最近動向を紹介した。 勝村氏は「日本の学界では植民地支配の歴史を顧みて歴史責任について考え直す動きが着実に進行していることは間違いないが、社会的に幅広く展開される程までは至っていないとし、「韓国の近現代史研究の成果をしっかりと受容し、国際的な学術交流を進めることが日本政治史研究の課題」であると話した。

                                             翻訳は勝村誠さん

友堂記念館入口
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友堂記念館の展示
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○ 司会 :朴延規教授 (京畿大)
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○ 挨拶の言葉  友堂記念館館長、方栄ジュン自由共同体会長(誠信女大)
○ 基調講演 1 : 国恥百年と韓日関係
  - 発表:鄭昌錫 同徳 女大教授
○ 基調講演 2: 友堂 李会栄一家の満州亡命100年とその歴史的意義
  発表:李文昌 (国民文化研究所顧問)

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○ 第1主題 : 強制併合100年と日本政治史研究の課題
  発表 : 勝村誠 (立命館大)
- 討論 : カン ヒョシュク (真実和解真相究明会議員)
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○ 第2主題 :大逆事件 100年とアナキズム
- 発表 : 亀田博(トスキナア編集委員)
- 通訳、討論 :金昌徳

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参考「幸徳事件」運営サイト
『彷書月刊』2010年4月号「大逆事件特集」
「大逆事件と韓国強制併合」「年譜」執筆
シン・チェホ 朝鮮革命宣言

他の「大逆事件」言及記事「ハンギョレ新聞」パク・ノジャ ノルウェー、オスロ国立大教授・韓国学
翻訳ハンギョレサランバン[パク・ノジャ コラム]「‘先進化’への道?」今からちょうど一世紀前、朝鮮を併合しようとした日帝は、国内‘雰囲気制圧’次元で幸徳秋水(1871〜1911)を始めとする無政府主義者と社会主義者たちを大量逮捕し、彼らに"天皇暗殺計画" という物々しい罪名を上書きした。……以下はリンク先を参照してください。


○ 第3主題 : 鄭花岩と金鐘眞のアナキスト活動
- 発表 : 金明ソップ
- 討論: 金 ビョンキ(壇国大)

2010年5月『韓国日報』掲載論文

○ 総合討論 : 発表者及び討論者全員
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前列に座っていた発表者が質疑への応答で移動のため空席です。
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記念館内展示

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 友堂記念館の位置するエリアの説明はありませんが、近辺の町の案内が記事として掲載されています。

リンク『ハンギョレ新聞』サランバン「カバーストーリー 失われた町内を探して」
ちまちまと古びた庶民の歴史と日常が息づく‘西村’の魅力を探る
今まさに始まったばかりの爽やかな秋空の下、鍾路区,通義洞一帯を散歩した。幼かい時、長い棒を持ち裏山を探険した記憶を呼び起こしながら所々迷路のように隠れている路地を覗いて歩き仁王山のすぐ下の村、玉仁洞まで歩を進めた。

 以下全文はリンク先へアクセスを。

 通義洞,昌成洞,体府洞,孝子洞,楼下洞,楼上洞,玉仁洞,弼雲洞などがパズルのように固まっている景福宮西側の‘西村’は色とりどりに豊かだった。 
 
 ハンギョレ新聞原文記事へのリンクです。



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by 1910822 | 2010-07-24 23:08